頭痛には大きく分けると「緊張性頭痛」、「片頭痛」、「群発性頭痛」の3つのタイプがあります。
筋緊張性頭痛
頭痛の中でも最も多いタイプです。
頭をぎゅーと締め付けられるような痛み方をし、孫悟空の金輪を嵌められているような感じが特徴です。
いつとなしにはじまり、だらだらと続く痛みで、頻度は毎日続く人もいれば半年に一回ぐらいの人もいます。
主な原因は肩・首のコリから来る血行不良です。
姿勢の悪さや精神的なストレスから、肩や首の筋肉が緊張すると血行が悪くなります。すると老廃物が溜り痛みに繋がるのです。
このタイプの頭痛はコリを解消させると痛みが和らいできます。
対処法
- 温かいお風呂にゆっくり浸かる。
- 肩や首に蒸しタオルを当てて温める。
- 肩周りの筋肉を動かしてストレッチをする。
片頭痛
頭痛の中でも3割程度の方がこの部類に入ると思います。
痛み方は脈打つようなズキンズキンという拍動性で片方のこめかみあたりが痛くなることが多いですが、時には両側に痛みが出る場合もあります。
緊張性の頭痛よりも痛みはひどく、仕事や家事が手に付かないぐらいひどくなることもあります。
この頭痛の特徴は、吐き気を伴うことと光・音・ニオイに特に敏感になります。
痛みの原因は頭の中の血管が拡張と炎症を起こしているからです。
それが誘発されるきっかけはストレスからの解放・ひかり・人ごみ・食べ物など様々です。
ストレスがかかっている時は緊張しているため、血管が収縮して頭痛が出ませんが、ストレスから解放されたときに頭痛が起きやすくなります。週末になると頭痛がするという方はこのためかもしれません。
対処法
注意したいのは、上記の緊張性の場合と真逆の対処法になる事です。
血管の拡張が原因なので、温めたりストレッチをしたり運動をすると逆に痛みが増す事があります。
- 痛みだしたら目を閉じて横になり、なるべく安静にしている。
- 光や音に敏感になっているので、テレビやパソコンなどの作業は中止する。
- 痛む部分をアイスノンなどで冷やす。
- 30分ぐらい寝る。
群発性頭痛
名前の通り、ある一定の期間(1~2ヶ月)に群発して起きる頭痛です。群発期は年に2~3回で、その期間以外はこういった頭痛が特に起きません。
痛み方は目の奥や目の上・こめかみがえぐられるような激しい痛みがあり、一時間程度で治まるのが特徴です。
群発性頭痛も原因は片頭痛と同様、血管の拡張と炎症です。
血管を取り巻く自律神経が刺激されるため、目の充血や涙・発汗などを伴うことがあります。
対処法
- 痛む部分をアイスノンなどで冷やす。
- 群発期間中はアルコールなどで発症しやすいので、この期間の飲酒はなるべく避ける。
つばさカイロでの解決法
頭痛のお話を詳しく伺い、症状に応じた施術を行います。
※特に片頭痛と緊張性頭痛はアプローチ方法が変わるので、見極めは慎重に行います。
症状に合った頭痛の対処法をアドバイスいたします。