シニア世代のカイロプラクティック高齢者の健康維持

シニア世代こそカイロプラクティックで健康維持

誰しも人間は高齢になるにつれ筋力が低下したり、関節が硬くなったり、時には骨の変形などが起きてきます。

特に足腰の筋肉は衰える傾向が強く、歩行スピードの低下、つまずきやすさ、少しの距離でも疲れや痛みが出ることにつながります。

その他にも神経伝達が鈍くなるので、反射の機能が衰えてきます。そのため、体のバランスがうまく取れなくなり、つまずいても上手く体を動かせず大けがに繋がることもあります。

このように体の運動機能が衰えると、どうしても出掛けることが億劫になり体を動かす機会が減り、それによりますます筋力が衰え糖尿病などの生活習慣病になるリスクは高まりますし、最悪は寝たきりの状態になる可能性もあります。

体を動かさないで出歩くことも少なくなると、脳への刺激も少なくなってきます。それによって認知症やうつ病などの精神状態の低下を招く恐れもあります。

このような状態を「フレイル」「ロコモティブシンドローム」「サルコペニア」といい、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指します

調査でも65歳以上の高齢者の8.7%の人がフレイルに該当しており、40.8%の人がフレイル予備軍に該当という結果が出ています。65歳以上の約半数の人が運動機能の低下をしていることになります。

日本では平均寿命と健康寿命の平均に10年の開きがあるといわれていますが、元気で生き生きとした生活を長く続けるためには、日常的に体を動かして体力を維持していくことがとても大切になります。

そのための第一歩として、カイロプラクティックによる体のメンテナンスが欠かせないのです。

シニア世代に多い症状

腰痛

シニア世代に一番多いのが腰痛です。日常の中でも座っている姿勢が多くなると、特定の筋肉が弱くなったり、柔軟性がなくなり硬くなりがちです。そのため普段の姿勢がどんどん崩れていき歪みの原因となります。体が歪むと余計なところに負荷がかかりやすくなるので、椎間板が薄くなったり、骨の変形が起きて痛みに繋がっていきます。

脚のシビレ

脚のシビレは腰の歪みからくることが多く、腰椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因となって起こることが多いです。腰椎や椎間板の変形により坐骨神経が圧迫を受けるために起こります。これらも元をたどれば、筋肉のクセや関節の柔軟性の放置していた結果によるものです。

ひざの痛み

筋肉は下半身がより低下しやすくなります。加えてひざ軟骨や膝関節を包む関節包の柔軟性が失われたり、半月板や靭帯なども損傷しやすくなり痛みが出てしまいます。悪化すると膝関節の変形がおきることもあります。

脚や腰の筋肉のバランスを整え、ひざ以外の股関節や足首などの調整を行うことで膝へかかる負担を減らし、痛みが出にくい状態に戻していきます。

肩こり

肩が丸まっている方に多いのですが、姿勢から起因することが多いようです。意識してストレッチするなど体を動かしていれば別ですが、手を真上にあげる等といった関節の可動域をいっぱいに動かすことは日常生活の中ではほとんどありません。そうすると、肩甲骨を動かしたり、胸郭を開いたりする動きをほとんどしなくなります。その結果、猫背が進み、肩こりに繋がっていきます。気が付くと真上を向けない方、腕を上げられない方が案外いらっしゃいます。

自律神経の失調

自律神経の役割は「交感神経」と「副交感神経」が互いにバランスを取り合うことで、体の機能を保っています。

しかし、体の歪みなどで自律神経のバランスが崩れ始めると、寝つきが悪い、胃もたれしやすい、風邪を引きやすい等といった一見すると内科的な症状となって現れることがあります。

カイロプラクティックの有効性

カイロプラクティックはただ単に骨格矯正を行うだけではありません。

脳から出た神経(脊髄)は背骨の中を通って枝分かれし、各筋肉や内臓に働きかけています。背骨を調整することにより神経の流れをスムーズにさせ、その先にある筋肉や各器官の働きを最大限発揮させることができます。

骨格のバランスを整えることで、筋肉のこわばりが解消され、関節の動きがスムーズになります。

神経伝達が良くなることで体のバランスが取りやすくなり、転倒リスクが減り体を動かしやすくなります。

自律神経の働きが改善されることによって、不眠や胃液過多や免疫力の低下など、体が本来持っている機能自体も調子が良くなります。

背骨の動きが悪くなっている部分を動かす施術によって、脳血流や脳脊髄液の流れを良くし、脳機能を活性化させ認知症などの予防効果も見込めます。

つばさカイロでのシニア向け治療

高齢の方に必要なことは今以上に筋力アップや柔軟性を高めるということではなく、年齢とともに衰えてしまう部分を衰えさせないように維持させていくことを目的とします。

無理な治療を行うと痛みをさらに悪化させたり、急激な変化に体が追い付かない場合があります。

そのため、計画的な治療プランが必要となります。

週に1回程度、お身体をメンテナンスするという感覚でお越しいただくことが理想です。

まずはお体の動き方や歩行などのバランスを検査させていただき、現状の説明をさせていただきます。

年齢とともに骨が脆くなっている方もいらっしゃいますので、バキバキと関節を動かしていくような強い施術は基本的には行いません。

むしろ、ゆっくりとした動きで体の可動域を広げていくような施術なので、マッサージをされているような感覚に近いです。

その他、ご自身で簡単にできるストレッチの指導や生活習慣のクセを直していくアドバイスも行いますので、施術の効果が長く実感できるようになります。