四十肩・五十肩

正式名称は「肩関節周囲炎」と呼ばれるものです。多くは40代・50代の頃に起こりやすいためそのような名前になっています。したがって、30代でも四十肩になる可能性は十分にあります。

症状

吊皮を持とうとしたり、手をある一定のところまで上げようとするとズキンッという痛みが起こります。後ろに手を回すことも困難となります。
左右どちらでもなる可能性はあり、同時に起きる事はあまりないですが、どちらかがなると数年後に逆側も発症することが多いです。

原因

なぜこのような症状が起きるかは解明されていませんが、原因の一つとして考えられるのは肩関節のバランスが悪くなってしまうことです。
肩の関節は鎖骨・肩甲骨・上腕骨という3つの骨が繋がっている部分です。
この関節は他の関節に比べ大きく動かせる構造になっています。そのため作りも複雑で、さまざまな動きに対応できるように筋肉や靭帯がたくさん付いています。
この症状は猫背気味の人、あまり肩を動かす運動をせずデスクワークが多い人に多く見られます。
姿勢が悪いまま長い期間過ごしていると、肩関節のバランスがずれてきます。それに引っ張られるように付着している筋肉・靭帯もクセづいて負担のかかる部分だけ疲弊し、炎症が起きてしまうのです。

対策

炎症を起こしている部分にはアイシングが基本ですが、四十肩の場合は逆に温めたほうが効果的な事が多いようです。
ずっと温めるというよりは、お風呂に入った後などは積極的に肩を動かすストレッチをしてください。(無理のない程度に)
むしろ、お風呂上がりに冷たい風に当たったり、肩に直接クーラーが当たるなどの「冷え」は痛みが余計に悪化する恐れがあるので気を付けてください。
肩関節のズレは肩だけに原因があるわけではありません。体はすべて一つながりですので、体全体のバランスを整える必要があります。
それに、この症状は1、2回の施術で一気に解決する事は難しいので、定期的に通われることをお勧めします。

予防

日ごろから肩周りのストレッチをこまめに行ってください。
それと毎朝でも、腕をまっすぐにのばした状態で真横からと前から真上に上げて、耳に腕がつくように確認をしてください。
両腕を同時に行い左右の差を確かめてみるのもよいでしょう。
これが、耳に腕がつかなかったり、左右の動き方にだいぶ違いがあるようでしたら専門の治療院にご相談いただくことをお勧めいたします。
もちろん当オフィスでも予防のお役に立ちます。

つばさカイロでの解決法

肩関節の状態も含め、全身の骨格・筋肉のバランスを整えます。
肩関節とその周辺筋肉の動きを取り戻す施術を行います。
生活習慣から起因する原因を分析して、改善方法をアドバイスいたします。
家でも簡単にできる四十肩専用のストレッチをお教えします。