ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)

ヘルニアとは?

ヘルニアの語源はラテン語の「飛び出る」という意味の言葉です。体の本来ある位置から飛び出てしまった状態を言います。
ここでは「腰椎の椎間板ヘルニア」についてご紹介しますが、ヘルニアと名の付く症状は頸椎(首の部分)のヘルニアや、足の付け根に腸が飛び出る「鼠径ヘルニア」や「横隔膜ヘルニア」などがあります。

症状

椎間板ヘルニアは名前の通り、椎間板(背骨の間に挟まっているクッションのようなもの)が飛び出てしまっている状態を言います。
ヘルニアによる痛みは椎間板が神経の通り道に飛び出てしまい、神経を圧迫することで初めて自覚症状が現れます。したがって、ヘルニアの状態になっていても、症状が出ていないので気付かない事もあります。
主な症状は、腰の痛みやお尻からつま先までのシビレ感です。ひどい場合だと下肢の運動障害や排尿障害もきたすことがあります。

原因

好発部位は腰の下の方です(L4/L5、L5/仙骨)

通常の場合腰の骨はお腹の側に反っているので、骨と骨の間に挟まれた椎間板は前方に押し出される力が掛っています。
しかし、背骨の前側には比較的強い靭帯があるので、椎間板が飛び出すことはほとんどありません。
一方、腰を丸めて座っていたり、中腰で無理な力を加えると、椎間板が後方に押し出される力が掛ってしまいます。
この状態が長く続くと、椎間板の中にある髄核(ずいかく)が飛び出てヘルニアの状態になってしまいます。

ぎっくり腰もヘルニアもほとんどの場合が座っているときの姿勢の悪さが原因で起きています。
特にぎっくり腰を何度も繰り返し起こしている人はヘルニアになってしまう確率が高くなります。

一般的な治療法

  • 牽引療法
    腰にベルトを巻き、重りで一定時間引っぱる方法。牽引することによって骨と骨の隙間を広げ
    る方法。
  • ブロック注射
    神経ブロック注射はいくつかの種類がありますが、基本的には神経の通り道に薄い局所麻
    酔を注射する方法。
  • 手術
    飛び出てしまった椎間板を切除する方法。
  • 運動療法
    主には姿勢矯正。それと必要な筋肉の強化やストレッチなど。

つばさカイロでの解決法

当オフィスの目指すところは根本的な解決です。
牽引・ブロック注射・手術などの外科的な治療は一時的に楽にはなっても、根本的な「なぜヘルニアになったのか?」が解決していないので、完全な解決にはいたりません。
実際に当オフィスに来られている患者さんでも、ヘルニアの手術を2回受けてそれでもまたなってしまったという方がいらっしゃいます。
つばさカイロではヘルニアによる痛みを解消させるのはもちろんのこと、再発させないための予防にも力を入れます。

検査やお話を覗いながら、問題個所を探ります。
腰部だけにかかわらず、ヘルニアの部分に負担をかける部分をすべて調整していきます。
筋肉のクセを取り除く施術を行います。
再発防止のための体操アドバイスをします。
それぞれの生活スタイルに合わせた腰に負担のかからない座り方をご提案します。